女性ホルモンと生理周期のバランス
黄体期はニキビやシミに注意
女性ホルモンのエストロゲンは、皮膚のきめを細かくしたり、余分な皮脂を抑えるはたらきがあります。女性の肌が思春期を過ぎると美しくなるのは、このホルモンの影響もあるからです。反対に、妊娠中やピルを飲んでいるとき、排卵から生理までの黄体期は、シミが増えやすくなります。これは女性ホルモンのひとつプロゲステロンが多く分泌されているからです。
また黄体期は、皮脂の分泌を促すはたらきがある男性ホルモンの影響を受けやすいので、二キビができやすく、悪化しやすい状態になります。
生理周期とスキンケア
- ●排卵後の黄体期
- //肌状態
排卵後は黄体ホルモンの量が増え、皮脂分泌が活発になり、毛穴に皮脂がたまりやすいので、二キビができやすい時期です。シミやくすみ、むくみも出やすくなります。 - //スキンケアのポイント
肌がべたつきやすいので洗顔を丁寧に行い、皮脂がたまらないようにしましょう。肌を清潔に保つように心がけ、目元や口元のカサつきには注意して、しっかり保湿を。 - ●月経期
- //肌状態
皮脂分泌が低下し、肌もやや乾燥しがち。体が冷えやすく、肌も敏感な状態です。生理後は卵胞ホルモンの分泌が増加して、体も復調していきます。 - //スキンケアのポイント
二キビはできにくくなりますが、乾燥ぎみで、肌荒れしやすくなるので、しっかり保湿しましょう。体のコンディションが復調するまでは、貧血などにも気をつけて! - ●生理後から排卵までの卵胞期
- //肌状態
卵胞ホルモンの分泌が増えることで、脂っぽい肌は正常な状態になります。くすみも取れて顔色がよくなり、メイクのりもよい時期です。部分的なカサつきには注意して。 - //スキンケアのポイント
肌の状態がもっとも安定していて、ケアの効果もはっきり出ます。肌の調子が上がっていくのをサポー卜するために、基本のスキンケアを徹底しましょう!