紫斑
紫斑とは、手足などの皮膚に薄くできる出血斑で、血小板の数が減少している時などにみられる。
紫斑は、通常、あとかたもなく治ることがほとんどですが、ときどき蛋白尿・血尿がしばらく続くことがあり、腎障害が起きることもあります。紫斑には、様々な種類があり、アレルギー性紫斑病には、治す薬がなく、症状のひどいときにはステロイド剤を使用しますが、根本療法ではありません。老人性紫斑では、歳をとり皮膚の弾力がなくなってきたために、わずかな打撲でも不規則な形をした紫斑ができます。また、アナフィラクトイド紫斑は、両下肢に左右対称性、散在性にみられる紫斑を伴った紅斑がみられ、腹痛や関節痛を伴います。