スキンケアの基本

毎日のシンプルな4ステップのスキンケア

タイトルライン

毎日のスキンケアはたったの4ステップ。それぞれのステップの目的をしっかり認識して、正しいケアを行いましょう。大切なのは継続することですよ。

化粧品は水分を多く含んだものからつける

スキンケアの基本は洗顔です。そのあとは、お肌に足りないものの補充が必要です。それがスキンケアの次のステップ。
角質層には、天然保湿因子と呼ばれる、いくつかの保湿物質と角質細胞をつなぐ細胞問脂質があり、一定の水分量を保持していて、健康な肌は、約20%の水分を維持しています。水分不足は肌トラブルをまねくので、洗顔後は、まず化粧水で水分補給。次に、補給した水分を肌にとどめる美容液で保湿。特に乾燥している部分がある場合には、水分蒸発を防ぐ乳液などをつけます。
洗顔後のお手入れは、軽い感触の化粧品から使うのが鉄則です。化粧水→美容液→乳液の順番を守らないと、有効成分が皮膚に効率よく浸透しないので、化粧品の効果が十分に発揮されません。使用する順番には気をつけましょう!

スキンケアの流れと肌状態

@クレンジング
メイク後の肌は、メイクの油分・大気中の汚れ・肌から分泌された皮脂などが入りまじった状態で、とっても汚れています。まずはクレンジンク剤で、メイクやUVクリームなどの油性の汚れをしっかり落としましょう。
A洗顔
肌に残っているクレンジンク剤などの油分を、石けん洗顔で完全に落とします。朝もきちんと石けん洗顔をしましょう。肌の汚れがきちんと落ちていないと、油膜をつくり、化粧水や美容液の成分が肌の奥に浸透しにくくなります。
B水分補給(化粧水)
洗顔では汚れだけでなく、皮脂や天然の保湿成分NMFも流してしまい、角質から水分が蒸発しやすい状態になってしまいます。洗顔後の肌には、化粧水で十分な水分を補いましょう。たっぷり使って下さいね。
C保湿(美容液)
化粧水で補給した水分を、肌にとどめるのが美容液の役目です。季節や肌状態にもよりますが、少量を顔全体にのばしていき、乾燥部分には重ねづけします。保湿が十分な肌は、みずみずしく、しっとりと潤います。

朝のスキンケア

洗顔
寝ている間に分泌され、酸化した皮脂(過酸化脂質)を落とすのが目的。皮脂は、ぬるま湯ですすいだだけでは落ちません。きちんと石けんで洗顔したほうが良いですね。皮脂の出ていないところは、ごく軽くでOKです。
水分補給(化粧水)
洗顔後の肌は、とても乾燥しやすい状態です。手のひら(もしくはコットン)にたっぷり化粧水をとって、パッティングしながら水分補給していきましょう。パッティングによって毛穴が引き締まり、化粧ののりもよくなります。たたきすぎは刺激になるので、気をつけて!
保湿(美容液)
化粧水で補給した水分を保つため、美容液をつけて保湿効果を高めます。日中、乾燥しやすいところには、少し多めにつけると良いでしょう。
メイク
洗顔→水分補給→保湿の順で基本ステップを終えたら、自分の肌の状態を確認しながらメイクをして下さいね。

夜のスキンケア

クレンジング
メイクをした日やUVクリームをつけた日は、クレンジング剤を使って、メイクと肌にたまった一日の汚れをしっかり落としましょう。クレンジングは、帰宅したらできるだけ早く行いたいものですね。
洗顔
ノーメイクの日も石けんを使った洗顔をしましょう。朝晩の石けん洗顔は、美肌づくりのもっとも大切なステップです。ノーメイクだからといって夜の石けん洗顔を怠ると、新陳代謝の妨げとなり、水分補給や基礎化粧品の有効成分を肌に十分浸透させることはできませんよ。
水分補給(化粧水)
朝と同じように、肌の乾燥を防ぐために化粧水で水分を補います。コットンを使わず、手で直接なじませる場合は、清潔な手で行いましょう。
保湿(美容液)
夜のスキンケアの仕上げは、保湿効果のある美容液で肌の水分を保ちます。それでもカサつくときは、その部分に乳液やクリームをつけましょう。くれぐれも、油分の塗りすぎには気をつけて。
※油分は蒸発せずに肌にとどまり、自分でも皮脂を分泌します。それが酸化して過酸化脂質になり、肌にニキビ、シミ、シワ、たるみの原因を残してしまいます。

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